2017-07-19から1日間の記事一覧

異世界の恋物語

「光の妖精」の正体は―――。「蛍には蛍火。」振り返ると声の方向に向かって、妖精の指の指が魔法のように光が出て。「もっと奥に歩いて行けば、蛍火の旅行も見ない光景を見ることができますよね。」「おっ……」私はゆっくりとまわりを見回して。舞い散る光の軌…

妖精の背中をなくして

「おい、妖精。こちらへ歩いて行くなら――と「妖精の森」「は」「妖精の森。」妖精は頭も戻らないと言ってた。あなたはお嬢さんのデビュー作品を読んでいましたね。作品に登場する『妖精の森』の原型は、そこにある。」「おっ……」美しい妖精たちが住むこんも…

私は何かと思った時

ああ、妖精だな。」「うん……宗宗……あのね……あなたは今……暇がありますか。」私はすぐに彼女は少し変な感じがします。普通の妖精なら、私の目を見て、そして、滔々と話し始めてから。暇があると言って、暇があって……でも、こんなに遅くなって、何かありますか…